水子供養

1 水子供養の意義

水子とは、胎児が自然もしくは人工的(医学的)に流産した場合のことを言います。
大多数は人工妊娠中絶による水子です。
現行刑法上、人の出生時期には争いがありますが、一部露出説が通説、判例です。
胎児が一部露出すれば、攻撃の対象になるため、傷害罪の対象にすべきとの価値判断によります。すみません。話が少しそれました。
そのため、法律上は、胎児は、人ではありません。

 

ただ、これはあくまで法律上の話であって、自らのおなかの中で育てた赤ちゃんですので、感情的には、人であると感じる方が圧倒的に多いようです。
人工妊娠中絶による場合、胎児は、廃棄物として処理されてしまいますが、感情的には大変な違和感が有ると思います。
この違和感は、多くの方が有しているものです。この違和感を抱えたままその後の人生を生きて行くのは辛いですし、この世に生を受けることなく死んで行った赤ちゃんをきちんと弔いたいというのも、多くの方の考えておられる所です。
流産により亡くなった赤ちゃんをきちんと弔い、また、流産をなされた女性もその先の人生を前向きに歩んで行ってもらいたいものです。
水子供養により水子を弔い、お母さんの新たなスタートのきっかけとしてもらえればと思います。

2 水子供養の方法

(1)戒名
(2)位牌
(3)地蔵尊参拝
(4)観音
(5)写経
(6)写仏
(7)塔婆

等々様々あります。宗教的には、様々な意義付けがなされ、これをしなければならない、あれをしなければならないなど言われるようですが、基本的には、水子を弔い、敬う気持ちと流産・中絶されたおかあさんの気持ちが楽になりこれからの人生を前向きに歩んで行けるものであれば、形には拘らなくとも良いようです。
それこそ、亡くなられた水子に畏敬の念をもって、手を合わせるなどの行為でも十分なのです。
ただ、やはり「私はしっかりご供養した。」と感じやすいのは、お寺等に頼んで水子供養をしてもらうことかもしれません。
お寺等にご供養してもらいこれからの人生を前向きに歩んで行けるのであれば、費用的にもそう高額なものでもないですし、水子供養をなされるのが良いかもしれません。